なぜルフィは石化しなかったのか?
- 2014/05/13
- 07:10
偶然七武海の一人であるハンコックの湯浴み中に浴場に飛び込んだルフィ。
そこでハンコックから〝メロメロの実〟の力の一つメロメロビームを浴びてしまうが石化しなかった。
邪心を持つものは石化してしまうはずの攻撃でなぜルフィは石化しなかったのだろうか。
ノリやギャグといった〝作者の都合〟という部分は考えずに、検証してみる。
その前に、極まれに見えるルフィの性的(美的感覚)な思考部分をピックアック。
アルビダに対してこの頃は〝美女〟という感覚が完全に分かっている。(11巻98話)
ボンクレーの変身したナミの体を見て反応している。(18巻156話)
のぞきをして鼻血を出している。(23巻213話)
馬の綺麗さが分かっている。しかも輝くほど。(32巻304話)
勇気という言葉を使っているので個人的な結婚観も持っている可能性がある。(47巻459話)
人魚に対する美のイメージ感覚も持っている。(49巻491話)
これらを踏まえて検証。
可能性1.ルフィには〝邪心〟がない
これはさすがにないだろう。
上で示したように反応している時はちゃんとしている。
邪心の無い海賊というのも海賊として何か違うと思う。
ただし性的な思考の成長が遅い可能性は大いにある。
明らかに〝色気〟より〝冒険〟を好んでいて、変身ロボットビームヘラクレスといったような単語に物凄い反応しているからである。
小学生のような精神状態なのかもしれない。(興味はあるが、遊びの方の興味が強い)
可能性2.恐怖心が邪心を上回った。
サンダーソニアが効かなかった理由をこう考えたが、この可能性は一理あると思う。
ルフィの性格は一つのことを考え出すと止まらないといった感じなので
刺青をどこで見たのか思い出しながら ノロノロビーム と思い込みその事しか考えていなかったのかもしれない。
可能性3.やましいこととは思っていない。
ルフィにとってこういう事は邪心でもやましい事でもないと思っているのではないか。
これならルフィのイメージと合う。(青年の悟空に近い感じ)
女ヶ島で捕まったとき凄い数の女に下半身を見られても仁王立ちして全く動じていない。(自信があるのか もしくは変態なのか)
・・・フランキーが下半身丸出しでウォーターセブンを駆け回った時に「あいつは男の中の男だ」と言っているのでこれがルフィの男感なのだろう。
3つの可能性を挙げてみたがこれらの可能性では当てはまらない事が起きている。
ハンコックと和解した後に部屋へ呼ばれるがそこでの反応は明らかにおかしい。
(53巻521話)
ニブすぎる・・・・
昔のルフィを見る限りこれは考えられない反応。
という訳でこれを説明するにはまた別の仮説が必要なので再度検証。
可能性4.美的感覚が狂ってきた。
ルフィはこれまで打撃無効とはいえ度重なる厳しい戦闘をこなしてきた。
腹を突きぬかれ、水分をミイラになるまで搾り取られ、全身氷付けにされ、また腹を突きぬかれ、〝六式奥義〟によって体の内側を何度も攻撃されて、
病み上がりに頭を〝覇気〟で殴られ、影100人分を詰め込まれ、ペチャンコに踏みつけられ、目の前で仲間を消されて自身も吹き飛ばされ、
全身からキノコが生えまくり死にかけるなど、短期間の間にいくつもの致命傷を負ってきて辛うじて助かっている。
このことがもしかしたらアルビダやナミの時よりルフィの脳や精神を変化させたのかもしれない。(ゾロも同じようなことが起きているのでよかったらこちらも参照)
そしてこのメロメロメロウは欲というよりは 美 という感覚に訴える攻撃なのではないだろうか。
それならこの攻撃が同性にも同様に効いている理由になると思う。
ハンコックの美を感じ取れなかった為、ルフィは反応しなかったのだ。
可能性5.ストライクゾーンが極端
これは上の説の延長。
ルフィはまず人として気に入るか気に入らないかを考える。もし気に入らなかったらどんな美女でも全く興味を持たない。
そして気に入った後も女として認識するストライクゾーンが極端ならば、ハンコックがルフィのストライクゾーンから外れているので全く興味が沸かなかったのだ。
とまあこれはちょっと極端な仮説だが、まず人として気に入るか気に入らないかの可能性としてあるのではないか。
見慣れない化物であったチョッパーを仲間にしようとし、一目見て気に入った動くガイコツのブルックを全く怖がらずに最初から人として接している。
変てこな動く木やユニコーンも仲間に勧誘しようとしていたのでルフィは見た目というのにあまり拘りがないのかもしれない。
しかし人魚の美のイメージがあるので実際どうなのかは・・・・・やっぱわからない。
ちなみに本当に54巻のSBSの返答通り、
「ウソップが横にいるときだけ修学旅行的なノリで反応する」
のであればハッキリ言って
・・・・・・・・・・作者が真の理由を濁したと願う。(大体動物でもないルフィのこの場合のノリってなんだ?)
そもそも32巻のSBSで大浴場を覗いた理由をハッキリこう説明している
〝ノリ〟はチョッパーだけで、みんな健康な男子という答えがあるので明らかに同じSBSの説明で矛盾している。
この回答以降の描写ならまだしも、同じ作者の意見の大浴場に関する説明はこっちの方が早いので100%この回答に分があると思える。
ルフィという人物に関する致命的な矛盾なのだが、それを簡単に解消できる可能性が一つだけある。
可能性6.キノコが原因
〝カラダカラキノコガハエルダケ〟もしくは別の毒キノコを食ったことで女ヶ島の食べ物という事もあり
何らかの理由で健康に異常をきたし美的感覚の異常か、性の興味が消滅した。(永久的か一時的かは不明)
これが原因なら今までの反応と全く矛盾がなく、しかもシンプル。
色々な可能性を考えてみたがまとめてみると
・性的な事を邪心、やましいといったような感覚としてとらえていないかもしれない。青年悟空型。
・刺青の模様を思い出しながら恐怖心やノロノロビームだと思い込んだ事で裸ということがどうでもよくなった。
・今まで何度も死にかけ、血を流しすぎた後遺症で本来持ってた美的感覚が狂った。
・後遺症が原因でハンコックはルフィの美の基準に当てはまらなかった。(もしくは元々タイプじゃない)
・女ヶ島にある何かのキノコが原因で性の興味が消滅した。
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