【ワンピース人物】シャンクスの半生
- 2016/05/18
- 06:43
作中の最重要人物(と思われる)、シャンクス。
覇気の強さは?
悪魔の実の能力者か?
懸賞金は?
数々の気になる謎はあれど、なかなか本編に登場してくれません。
そこで一度、シャンクスに関する既出の情報をまとめてみました。
これまでのシャンクスの動きを、時系列で追ってみましょう。
情報を整理することで、シャンクスという海賊は一体何者なのか、少しはわかるかもしれません。
まずは基本情報から。
■シャンクスという海賊
通り名:赤髪のシャンクス(あるいは単に“赤髪”とも)
ステータス:四皇、赤髪海賊団大頭
懸賞金:???
本名:シャンクス???
年齢:39歳
身長:???(190くらい?)
悪魔の実:???
出身:西の海(ウエストブルー)
海賊旗:ドクロの左目に三本傷。
海賊船名:レッドフォース号
と。
こんなところですかね。
では、シャンクスの半生を追ってみましょうか。
■10代前半は“海賊見習い”
作中に登場した中で、おそらくいちばん若い頃のシャンクス。
ルフィに似ていますね。
大人に見えますが、だいたい28年くらい前なので、推定10〜11歳。
「自分の船を持ったら時間をかけて世界をみてまわろうと思ってる」そうです。
■乗っていたのはゴール・D・ロジャーの船
一応バギーもですが。
海賊王の船に乗っていたということが、のちのち大きな意味を持ちそうな予感がします。
■“麦わら帽子”をすでに被っている
今はルフィが被っている、この麦わら帽子は、元々ロジャーの物だったことが判明しています。
ロジャーはまだ見習いのシャンクスに、この帽子をくれたんですね。
ルフィに預ける際、「おれの大切な帽子だ。いつかきっと返しに来い」って言っていますし。
ルフィに、ロジャーの“何か”を託したようにも思えますね。
■バギーとはしょっちゅうケンカ
全く意見が合わない二人。
ちなみにこのとき二人をブン殴った人物は、あの“冥王”シルバーズ・レイリーなのはご存知の通り。
■悪魔の実になじみが無かった
この頃はまだ、悪魔の実の能力者に会ったことがない模様。
大体ロジャーの船なのに、船員の一人が「悪魔の実なんて噂でしか知らねェ」と言っていることから、この頃のロジャー海賊団は、まだ“偉大なる航路”に入っていない可能性が高いです。
今でこそ、能力者だらけのワンピースですが、初期は能力者の存在は珍しいものでした。
首領クリークいわく、「伝説とまで云われてる悪魔の実の能力者」。
ロジャーの出身は“東の海”ですし、この3巻の頃のシャンクス達は“東の海”で航海していたんでしょうね。
ということは、ロジャー達はまだクロッカスさんにも会っていないし、オーロ・ジャクソン号にも乗っていない。
ロジャーが病にかかってしまったのをキッカケに、“偉大なる航路”に入ったのかもしれません。
“偉大なる航路”の入口に、クロッカスさんはいますしね。
それから1〜2年後、ロジャーは“偉大なる航路”で、スピード出世的に大きく名を上げたハズです。
今のルフィのように。
■12歳で“エッド・ウォーの海戦”に参加
27年前、シャンクス12歳のとき、ロジャー海賊団は“偉大なる航路”後半の海、“新世界”にまで進撃します。
そして“金獅子”との戦い“エッド・ウォーの海戦”に参戦。
上の画像の時点で12歳。見えませんが。
シャンクスは見習いながらも自信満々な様子。
この頃から戦闘の腕は確かなようです。
ちなみに勝負は痛み分けだったそうです。
■“偉大なる航路”制覇
“エッド・ウォーの海戦”から約2年後、ついにロジャー達は“偉大なる航路”を制覇します。
25年前、シャンクス14歳の時です。
ロジャーが“海賊王”と呼ばれるようになったのは、“偉大なる航路”制覇の後。
「制覇」が何を指すのかはよく分かりませんが、おそらく最後の島“ラフテル”を見つけたことでしょうかね。
シャンクスもクルーとしてラフテルを確認したはず。
■「我々は歴史の全てを知った」
また、“偉大なる航路”の制覇と直接関係あるか、まだわかりませんが、レイリーいわく「我々は歴史の全てを知った」そうです。
「我々」には当然シャンクスも含まれているでしょう。
そうなれば、シャンクスは“空白の100年”のことも、“Dの意志”のことも、全て知っている、ということになりますね。
だから、最重要人物なんです。
バギーは・・・、たぶん知らなそうですよね・・・。
■ロジャー海賊団の解散→独立へ
“偉大なる航路”の制覇後ほどなく、ロジャー海賊団は謎の失踪をとげます。
その真相は、海賊団の“解散”です。
何だか、ロジャーは病にかかってから、急いで“偉大なる航路”を制覇しようとした感がありますね。
そして、制覇後はあっさりと解散したように思えます。
だとすれば、ロジャーの“旅の目的”とは何だったんでしょうか。
・・・。
ま、それは今置いといて、シャンクスはこの解散をキッカケに、独立を目指して新たな船出をしたハズです。
■ロジャーの公開処刑を目の当たりにする
解散から1年、シャンクスが15歳のとき。
現在からさかのぼって24年前。
ロジャーは自首し、生まれ故郷のローグタウンで処刑されます。
その瞬間から、“大海賊時代”がはじまるわけですが。
シャンクスは、この現場にいました。
己が船長の最期を見届けたんですね。
ちなみに他にも、ドフラミンゴ、バギー、ミホーク、クロコダイル、モリアなど、そうそうたる顔ぶれが、この場に居合わせて、海賊王の死に注目。
さらには、これまた最重要人物である、ドラゴンまでもが。
■バギーを勧誘
さて、ロジャー処刑の時点でシャンクスは自分の海賊団を持って独立していたんでしょうか。
ひとつハッキリしていることは、バギーを部下として勧誘していることです。
断られていますが。
ただ、もしシャンクスが仲間がおらず一人海賊なら、バギーは「おれの部下になるなら一緒に行ってもいい」とか言いそうです。
でもはじめから「部下なんざまっぴらだ」と言っているということは、シャンクスはすでに海賊団を結成していて、一人もんのバギーを、船員として迎え入れようとした、ということではないでしょうか。
■ヤソップを勧誘
ロジャー海賊団が解散したのが、ロジャー処刑の1年前、つまり25年前。
仮にその直後から仲間を集めて海賊をやっていたとして、24年前の処刑の日にローグタウンを訪れ、バギーを勧誘。
それからまた2年後の22年前、シャンクスはまだ“東の海”にいて、ヤソップという男の評判を聞きつけ、勧誘に向かいます。
この頃のシャンクスは17歳。
よく見ると結構大きい船のようにも見えます。
仮に3年も海賊をやっていたとしたら、それなりの仲間たちが集まっているかと思われます。
「評判」はもちろん狙撃の腕のことでしょう。
現在、ヤソップは言わずと知れた、赤髪海賊団の幹部。
そして何より、ウソップの実の父親です。
てことは、あれ・・・、計算が合わないな・・・。
余談ですが、ウソップは今19歳ですから、ヤソップが22年前に海賊になったのだとしたら、ウソップは生まれてきませんよね。
何年も勧誘を断り続け、やっとシャンクスの仲間になることを決意し、海に出た。という流れでしょうか。
■ヤソップがやっと仲間に
実際、ウソップが物心ついてから、村を出て行ったみたいですし。
ウソップは5、6歳の頃でしょうか。
てことは、ヤソップが赤髪海賊団に加わったのは13〜14年程前で、フーシャ村でルフィに会う、ほんの少し前ということになります。
シャンクスは25歳くらいのときで、独立してから8年程が経っています。
ヤソップは全然初期メンバーではなかったんですね。
しかし、家族を捨てて海に出るなんて、その経緯には何らかのドラマチックな出来事があったことでしょう。
余談の余談ですが、ウソップが海に出た理由はというと・・・。
「理由は一つ!」「海賊旗がおれを呼んでいるからだ!!」
って、・・・父親とまったく同じじゃないですか!
泣かせますね。
■ずっと“東の海”にいた?
ヤソップの勧誘期間を考慮すると、結構長いこと“東の海”で航海していたみたいですね。
なぜなら、ロジャー処刑の地は“東の海”のローグタウンで、海軍以外は“偉大なる航路”を簡単に出たり入ったりできないハズなので、ロジャー処刑以降はずっと“東の海”にいたと考えるほうが自然ですから。
また、“東の海”は別名「最弱の海」ですから、そこにいる間は、四皇にはなっていなかったと考えられます。
■そしてルフィと出会う
さて、そうして自身の海賊団を結成して、いよいよルフィと出会うわけですが、それはまた<後編>にて・・・。