古代兵器プルトンの正体は悪魔の実を食べた戦艦!
- 2014/10/28
- 06:44
古代兵器プルトンに関する原作における記述
古代兵器プルトンに関して初めてその名が登場したのはアラバスタ編である。アラバスタ王国の乗っ取りを目論むクロコダイルと国王コブラ及び、ニコ・ロビンの会話に古代兵器プルトンの情報が含まれている。
・クロコダイル「プルトン 一発放てば島一つ跡形もなく消し飛ばす」(ONE PIECE 21巻 第193話)
・コブラ「この国(アラバスタ)のどこかにそんな物が存在するのかどうかすら定かではない」(ONE PIECE 21巻 第193話)
・コブラ「(ポーネグリフに)お前達の欲しがる"兵器(プルトン)"の全てが記してあったハズだ...!! そのありかも...」(ONE PIECE 24巻 第218話)
さらに、ウォーターセブン編、続くエニエス・ロビー編において古代兵器プルトンの設計図が登場し、代々設計図を受け継いだ元トムズワーカーズ社員のセリフの中に古代兵器プルトンの情報が示されている。
・アイスバーグ「プルトンとは遠い昔この島で造られた"戦艦"の名だ......あまりに強大な兵器を生み出してしまったかつての造船技師は万が一その力が暴走を始めた時"抵抗勢力"が必要だと考え その設計図を代々後世に引き継がせた」(ONE PIECE 36巻 346話)
・アイスバーグ「何の為にこんなもの...」(プルトンの設計図を見た反応)
フランキー「こんなもん...人間に造れんのか...」
トム「造船史上最悪の..."バケモノ"だ」(ONE PIECE 37巻 355話)
以上のシーンから、古代兵器プルトンに関する情報をまとめると
既出情報から見る古代兵器プルトンの正体
- プルトンとはウォーターセブンで造られた戦艦である
- プルトンは一発放てば島一つ跡形もなく消し飛ばすほどの威力を持つ
- アラバスタのポーネグリフにはプルトンの全てとその在処が記されていた
- 造船史上最悪の戦艦であり、造船技師はプルトンの暴走を危惧した
ギリシア神話におけるプルトンとケルベロスの考察
続いて「プルトン」という名称からその正体を考察する。古代兵器「プルトン」とは神の名を持つ古代兵器であるとされていることから、ギリシア神話の「ハーデス」の別名「プルトン」と関連しているであろうことは明らかである。ギリシア神話においてハーデスといえば冥界の神あるいは地下の神として有名であることから古代兵器プルトンは「冥界」「地下」と関わっていると考えられる。
さらに、ハーデスの物語は冥界を舞台に「ケルベロス」がたびたび登場する。ギリシア神話においてケルベロスはハーデスの支配する冥界=地獄の番犬であるからである。よってワンピースにおいてもプルトンとケルベロスは深い関係にあると予想される。
ワンピースにおいてケルベロスとは何を指すか。イヌイヌの実ケルベロスを食べているであろう黒ひげティーチである。
つまり、古代兵器プルトンを手に入れ、操縦するのがケルベロスの黒ひげティーチということになるだろう。ちょうど古代兵器ポセイドンを導く者がいるように。
古代兵器プルトンを操縦するのは黒ひげティーチであるこの「ケルベロス」、実は本編に2度登場している。1度目はエニエス・ロビー編での3つの首の裁判長「バスカビル」が登場した。しかし、その正体は仲良しトリオという3人の裁判長であった。2度目はスリラーバーク編においてドクトル・ホグバックによって作られた継ぎ接ぎのケルベロスが登場しているが、2匹の犬と1匹の狐でできた偽物であった。よってワンピース「3度目の正直」ルールに従えば、次に登場するのが本物のケルベロス黒ひげであると予想できる。
プルトンと対応するエピソードと「悪魔の実を食べた武器」
古代兵器プルトンの正体についてここからは原作に張られた伏線を見ることで検証して行きたい。冒頭で見た様に古代兵器プルトンに関係するエピソードは以下の2つである。
アラバスタ編
ウォーターセブン編&エニエス・ロビー編
したがって、古代兵器プルトンの正体に関するヒントはこの2つのエピソードに置かれていると考えられる。そこで、これらのエピソードを見てみると、ある共通の事柄が描かれているのである。それが、「悪魔の実を食べた武器」である。
上の画像はアラバスタ編にて登場した「犬銃ラッスー(イヌイヌの実モデルダックスフントを食べた銃)」とエニエス・ロビー編で登場した「象剣ファンクフリード(ゾウゾウの実を食べた剣)」であるのだが、注目すべきはこの2つが共に動物(ゾオン)系悪魔の実を食べた武器である点である。プルトンをめぐる2つのエピソードにおいてのみ悪魔の実を食べた武器が登場することから、古代兵器プルトンもまた動物系悪魔の実を食べた戦艦であるという伏線となっているだろう。
それではどのように戦艦に悪魔の実を食べさせるのだろうか。アラバスタ編にて犬銃ラッスーが登場した際、悪魔の実を食べた物に関しては「グランドラインの新技術」と説明されている(20巻184話)。さらにエニエス・ロビー編ではその「新技術」は軍の科学者Dr.ベガパンクが解明したものであると明かされた(45巻433話)。その新技術、物に悪魔の実を食べさせる方法について以下、検証していこう。
悪魔の実の能力はどこに宿る?悪魔の実を食べた物とプルトンの伏線
「物が悪魔の実を食べる」という事例を考える前に、そもそも、悪魔の実の能力はそれを食べる人間のどこに宿るのかを考える必要があるだろう。その答えは以下のセリフにある。
ブルック「私をこの世に生かす"力"は...臓器でもない筋肉でもない そう......"魂" !!!」ONE PIECE 尾田栄一郎 65巻 643話
ブルックといえばヨミヨミの実の能力により白骨化した体で蘇ったためその体に臓器などは存在しない。それでもブルックを生かす「力」=「魂」であると言っているので、悪魔の実は能力者の魂に宿っていると考えられるのである。そうだとすれば物体であってもそこに「魂」があれば能力を得ることは可能なのである。突拍子のない意見に思えるだろうか。しかし、原作にはその根拠がしっかりと描かれている。
クラバウターマン、やはりプルトン編2回目のエニエス・ロビーで描かれた内容である。クラバウターマンとは「本当に大切に乗られた船にのみ宿る妖精」であると説明されている。ここではメリー号であったが「大切にされた物」にも魂が宿っているのではないだろうか。犬銃ラッスーの画像をもう一度見てほしい。犬銃ラッスーは「Mr.4の愛銃」であるとわざわざ書かれており、Mr.4が大切にしている銃であることが分かる。
そのように考えると大切にされた物には「魂」があり、その魂が悪魔の実を食べることで能力を得ることができるという結論になる。つまり、古代兵器プルトンに悪魔の実を食べさせるためには元となる戦艦の「クラバウターマン」に悪魔の実の能力を宿らせるという方法を取るだろう。
古代兵器プルトンとは戦艦のクラバウターマンが悪魔の実を食べた状態であると考えられる
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