『チェックメイト』
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ルフィ
「あーっ!海岸に誰かいるぞ~!?」
チョッパー
「サンジかな!?」
ナミ
「プリンが約束通りサンジ君を
連れてきてくれたのね!」
目を凝らすキャロット
キャロット
「え~!?どこどこ?」
ルフィ
「目ェ悪ィのか!?
ほら、あそこに…―
アレ!?居ねェ!」
キャロット
「ホラ!居ないでしょ~~」
頭を掻きながら不思議がるルフィ
ルフィ
「おっかしいなー」
ブルック
「プリンさん、サンジさんを
連れてこれなかったんでしょうかねぇ?
現在、島内はどんな状況なのか…」
ペドロ
「あの娘の罠という可能性もある…」
ナミ
「えっ、何のために?
私達は元々ホールケーキアイランドに
行く予定だったし、
罠にかける理由なんて…」
ペドロ
「傘下以外の船は…通常のルートでは
このトットランドの中心部
ホールケーキアイランドまで
たどり着く事すらできない
何らかの理由でこの最深部まで
誘き寄せるのが目的だとしたら?」
ナミ
「だから何のために!?」
ペドロ
「…少なくとも、既にこの中心部まで
来たことによって、
トットランド外へ直ぐに出る事は
難しくなったな」
キャロット
「逃げられないって事~?」
ルフィ
「どっちにしたって関係ねェ!
サンジ連れて帰るまで
逃げるつもりなんてねェし!」
ペドロ
「そうだな…まずは無傷で
ここまで着けた事を幸運と思うべきか」
ブルック
「さァ、ひとまず上陸しましょう!」
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ホールケーキアイランドに上陸
ルフィ
「お~本当にケーキで出来てるぞ!!」
チョッパー
「わ~~~~い♡」
クリームの山に顔を突っ込むルフィ、チョッパー
ブルック
「ルフィさんが見た【誰か】…
本当に見間違えでしょうか?」
クリームまみれのルフィ
ルフィ
「んん?」
ブルック
「いえ…なにか嫌な予感が…」
ペドロ
「…」
その時、森の奥から大勢の
チェス兵を引き連れた人物
?
「ようこそ、ホールケーキアイランドへ!」
ルフィ
「誰だ?」
剣を構えるペドロ、ブルック
?
「私はシャーロット家の長男【モンブラン】
君たちは【麦わらの一味】だね…
そして、ミンク族が2人」
ナミ
「!!」
ナミ
(全部知られてる!?)
ペドロ
「やはりあのプリンと言う娘…
罠だったか!!」
モンブランに斬りかかろうとする
モンブラン
「穏やかじゃないな…」
その時、ルフィが手を上げてペドロを制す
ルフィ
「こいつ、戦う気はねェみてェだ」
ペドロ
「!」
モンブラン
「その通り。君たちの行動を
ママは全てお見通しだ…」
一同
「え!!?」
ナミ
「プリンは!?
プリンはどうしたの!!?」
モンブラン
「ああ、ここに新郎を連れてくる
約束をしていたな」
ナミ
「え?全部バレてるの!?
プリンが言ってたのは
全部罠だったの!!?」
モンブラン
「誤解を与えてしまったな
彼女は君達を騙すつもりなんて
無かったんだろう
だが、今は新婦控室に居る
これは我々兄弟全員の総意だ」
ルフィ
「?」
モンブラン
「【結婚式は絶対】!!
君達もママを怒らせるようなこと
しないでくれると助かるんだが…」
ルフィ
「それはダメだ!
おれらはサンジを連れ戻しに来たんだよ!!」
モンブラン
「ここで…暴れてみるか?
ママも居る、我々兄弟も結婚式に向け
大勢この島に集っている」
ナミ
「…」
モンブラン
「君達が動かなければこちらも何もしない
ただ動いたところで、もう詰んでいるんだ
【チェックメイト】だよ」
ルフィ
「じゃあサンジと話させてくれ!」
モンブラン
「それも難しいな…今彼は家族会議中だ」
ブルック
「ヴィンスモーク家…」
モンブラン
「では私はこれで。結婚式は2日後だ…
出来る事なら君達も参列してくれ」
モンブランがチェス兵を引き連れながら去る
ルフィ
「…」
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【ホールケーキ城~新婦控室~】
プリン
「お兄様!お姉さま!ここを出して!!
まだ式まで2日あるでしょ!?」
兄姉達
「ダメダメ!
あんた新郎連れ出すつもりでしょ?」
プリン
「え!?なんでそれを!
サンジさんと一度会わせて!!」
姉
「ムリムリ!
あっちはあっちで、今大変そうよ?」
プリン
「!?」
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【サンジサイド】
ヴィンスモークの親父と対峙するサンジ
サンジ
「もう二度と会う事はねェと思ってたぜ!
クソ親父!!!」
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