ルフィ
「おれは本気以外の
戦い方知らねェよ!!」
ナミ
「!!」
ルフィ
「ギア…セカンド!」
ルフィが体から蒸気を出す
クラッカー
「!?」
手足を黒色へと変化させるルフィ
ルフィ
「武装硬化!!」
クラッカー
「ほう、中々の覇気だ
だが、この程度でワシと
渡り合えると思うなよ小僧!」
ブリュレが焦りながらやってくる
ブリュレ
「ちょっと待った!兄さん!!」
クラッカー
「!?」
ブリュレ
「あの女!
ママのビブルカードを持ってる!」
クラッカー
「!!」
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ナミ
「やっぱり!これ【ビッグマム】の
ビブルカードだったんだ!!」
ホーミーズは強い光を放つ
ビブルカードに恐れ慄ている
ホーミーズ
「うおおおお!!!」
その様子を見たナミが悪い顔
ナミ
「…ははーん♡」
ビブルカードを高々と掲げるナミ
ホーミーズ達
「ぎゃああああ!!」
ナミ
「あんた達!
あの2人を取り押さえなさい!!」
ホーミーズ達
「えええー!?
ブリュレ様とクラッカー様を
取り押さえる!?
そんな事出来るハズが…!
だが…逆らえんっ!!」
ナミ
「やっちゃいなさい!」
クラッカーとブリュレに
迫るホーミーズ達
ホーミーズ達
「申し訳ございません!
お許しを~~~!!」
クラッカーの方に向かって行くホーミーズ達
パウンド
「確かにリンリンの…
いや【ビッグマム】の
ビブルカードみたいね!
己、一体…」
ナミ
「話は後!取り敢えず、
早いとここの森を抜けるわよ!」
パウンド
「そうね!」
ナミ
「ルフィ!!森を抜けるわよ!!」
ルフィ
「!?分かった!!」
ルフィがナミ達の方に走る
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その時、背後ろから衝撃波のような
クラッカーの怒号がする
クラッカー
「待たんかァァァァァー!!」
ナミ達
「!?」
クラッカー
「逃がさんと言っただろう!」
ナミ達がクラッカーの方を振り返ると
朽ち果てたホーミーズ達の姿
ブリュレ
「兄さん!
ヤツらに話を聞かなくて良いのかい!?
ママのビブルカードを持ってんだよ!?」
クラッカー
「捕らえた後でも遅くはない!!」
走るルフィ、ナミ、パウンドの後ろから
無数の剣が飛んでくる
ルフィ
「!!」
ナミ
「きゃっ!!」
パウンド
「わーーー!!」
茂みに飛び込み避ける一同
クラッカーが自らの剣を叩き増やし
ズンズンと歩いてくる
だがクラッカーの前を
キングバームが塞ぐ
クラッカー
「何しとる!!
どけ!キングバーム!!」
キングバーム
「すまんジュ!
だがワシは【ホーミーズ】!!
あの娘の命令に逆らえんジュ!!」
クラッカー
「!?」
その間に茂みから移動しているナミ達
ルフィ
「逃げたって、また戦うんだろ!?」
ナミ
「無駄な戦いはなるべく避けなきゃ、
目的を見失わないで!!」
パウンド
「目的?」
ナミ
「明後日、このホールケーキアイランドで
【結婚式】があるんでしょ!?
その新郎を取り返しにここへ来たの!
私達の大事な仲間なのよ」
パウンド
「そうなの…リンリン…
いや【ビッグマム】を敵に回してまで
取り返したい仲間なのね」
ルフィ
「ああ!サンジって言ってな―…」
そのまま森を抜けていくルフィ達
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【ホールケーキ城(シャトー)】
裏のアプリコッ湖に
ジェルマ66の船が到着している
全員集合したヴィンスモーク家
ジャッジ、レイジュ、イチジ、
ニジ、ヨンジの姿
【続く】