『チョニキ』
扉絵
「5億の男編~最終話~
ある荒廃した島での結婚式」
教会の前で満足そうに
新聞を掲げるシャンクス
ベックマン、ロックスターの姿も
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煽り
「怒りのギア【4(フォース)】!!
大炸裂ッ!!」
ギア4状態のルフィに
吹っ飛ばされたクラッカー
驚くホーミーズ
木&華
「…!!」
その時、起き上がるクラッカー
花
「クラッカー様!!」
ルフィ
「ハァ…ハァ…俺は…
サンジに会いに行く!!」
クラッカーへと飛んでいくルフィ
ルフィ
「【ゴムゴムの】ォ!!
【猿王銃(コングガン)】!!」
クラッカー
「【ロール…プレッツェル】!!」
真っ向からぶつかり合う
ルフィの拳とクラッカーの剣先
ルフィの拳が打ち勝って、
クラッカーを胴体ごと砕く
木&花
「ギャー!!クラッカー様~!!」
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だがその時、クラッカーの体から
男が現れるのを見るルフィ
ルフィ
「!」
男が伸びたルフィの腕に
剣を振り下ろしてくる
武装色を纏った剣が
ルフィの腕に食い込む
ルフィ
「うわっ!!」
ルフィが急いで腕を戻して
後ろに転がり距離を取る
血の流れる腕を押さえるルフィ
ルフィ
「ハァ…ハァ…えェ!?
お前誰だァ!!」
男
「…フフ!!
よくぞ壊したな…おれの
【鎧】を!!
誰かだと?【将星クラッカー】と
名乗ったハズだ」
本物のクラッカーが姿を現す
【千手のクラッカー】
ルフィ
「…!!」
木&花
「ギャハハハ」
クラッカー
「お気に入りの鎧だったが…」
ルフィ
「ヨロイ!?ウソだ!!
血を吐いたぞ!!」
クラッカー
「【ジャム】だ
職人カタギでね…
おれは【ビスビスの実】の
【ビスケット人間】!
ビスケットを無限に生み出し
操れる!!」
クラッカーが手を叩く、
ビスケットがどんどん出てくる
クラッカー
「輪郭はそうだ、
クラッシュビスケット」
ビスケットを砂のように細かくし、
偽物のクラッカーを作っていく
クラッカー
「丁寧に作り込めばホラ…
屈強な戦士の顔!!
ビスケットは時代によって
また作り手によって
姿を変えるもの…!!
俺の正体に行きつく者は
そうはいない…!!
現に政府が発行した手配書に
写っているのも俺じゃない!!
【鎧】だ!!
俺は痛いのが嫌いでね…
注射も嫌いだよ!!
だから【鎧】を纏い
あるいは操り!!戦う!!
【叩けば増える】
それが俺の夢のビスケット
従って…戦力も無限といえる!!
お前が必死に壊した一体は
俺が無限に生み出せる
【ビスケット兵】の一体に
すぎない!!」
沢山の人形を作り上げるクラッカー
ルフィ
「ハァ…ハァ…」
クラッカー
「ヴィンスモーク・サンジとは
もう会えないという理由が
分かったか?」
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その時、サンジの言葉を思い返すルフィ
サンジ
【必ず戻る】
ルフィ
「会う!!」
クラッカー
「頑張っても勝てない奴が
いると知る事が…
真の【成長】というものだ!!
ガキ!!」
ルフィ
「【ゴムゴムの】ォ~!!
【猿王群鴉砲(コングオルガン)】!!」
盾で防御する偽のクラッカー達
ルフィの拳の連打が
ビスケットの盾を削っていく
パンと手を叩くクラッカー
クラッカー
「前進!!」
ルフィ
「!!」
偽のクラッカーの足元を縫って
ルフィに近づいてくるクラッカー
クラッカー
「【波動(ハニー)プレッツェル】!!」
クラッカーの突きをのけ反って
何とか躱すルフィ