【ワンピースネタバレ】第855話最速バレ①
- 2017/02/07
- 08:10
扉絵リクエスト
『ケーキバイキングでケーキを美味しくいただくウルージ』
『空島カフェ』にて、名物パンプキンパイを大皿まるごと持っていくウルージさん。
ナレーション
追い詰められたサンジが向かう先は──!?
雨の中どこかへ向かって走るサンジ。
サンジ
「ハァ…ハァ…」
「………」
ひらけた場所に出るサンジ。
ホールケーキ城と小さな山、そして森の中間にあたる草原にいる。
サンジ
(何か目印になるモンは…)
「……!」
サンジが蹴り飛ばした猫車(にゃしゃ)の破片を見つけるサンジ。
サンジ
「…ここか」
『俺は…ここで待ってるからな!!』というルフィの言葉がよぎる。
サンジ
(いねえじゃねェか…ルフィ)
「…ハァ……」
「今さら……」
「…何を期待してんだ俺は!!」
落ちていた瓦礫を蹴り飛ばすサンジ。
バコンッ
ゴン
「いてっ!!」
サンジ
「!」
「ルフィ!?」
だがそこにいたのはボロボロになったチェス戎兵だった。
サンジ
「……!」
チェス従兵を締め上げ、話を聞くサンジ。
この兵士はルフィとナミ、そして裏切ったホーミーズを仕留める為に繰り出された『怒りの軍団』の一員。
落ちてきた雷にやられたが、草むらの陰にいたせいで回収されずにいたという。
サンジ
「てめェの話なんか聞いてねェよ!」
「ルフィ達は! どこに連れていった!!」
胸ぐらを乱暴に掴むサンジ。
チェス戎兵
「い、いつも通りなら『囚人図書室』に…うっ…」
サンジ
「囚人図書室だと…」
(…ルフィ)
(頼むからもう諦めてくれ………)
(俺だって旅は続けてぇが………俺にはその“資格”がねぇ!!!)
背後に突如現れる男の影。
???
「そこで何をしている」
サンジ
「!!」
【2階『会議室』】
部屋に駆け込んでくる兵士。
兵士
「モンドール様ーーー!!!」
モンドール
「入ってくる時はノックぐらいしろ!! 大事な会議中だぞバカ野郎!!」
兵士
「申し訳ありません!! ですが…緊急の事態でして…!!」
オペラ
(ファ!!?)
気が気じゃないオペラ。
ガレット
「早く報告しなっ!!」
兵士
「新郎サンジ様が…」
「ボビン様に重傷を追わせ、現在城内を逃走中です!!!」
一同
「!!」
モンドール
「何てこった!! 次から次へと…!!」
「おい!!」
「ママの耳に入る前に何がなんでもサンジの奴を探し出せ!!!」
兵士
「は!!」
モンドール
「ママがこれを知ったら事だぞ!!」
ガチャン
オペラ
「…ん?」
「どこへ行くファ?…カタクリ」
“カタクリ”と呼ばれたのは背の小さい子供の姿。
カタクリ
「ちょっと外を見てくるよ」
モンドール
「………」
(新郎が逃げた……だがどこに?)
(結婚に前向きなジェルマの奴らが匿うとは考えられねェ…)
(狭い島内、逃げる先は……)
立ち上がるモンドール。
ガレット
「どこへ、兄さん」
モンドール
「『囚人図書室』に行く」
「"麦わら”の遺留品がないか見に行く」
焦るオペラ
「!!」
(こ、これはマズいファ…!!!)
【プリンの部屋】
ベランダから外を眺めているプリン。
「………」
ぼーっとしながら、先ほどの兵士の会話を思い出す。
~プリンの回想~
廊下を歩いていたプリン。
「外に出た可能性もあるぞ!!」
「城の外にも兵士を回せ~!!」
走り回る兵士たち。
そこで前から歩いてくるプリン。
プリン
「どうしたの?」
兵士
「プリン様!!」
プリン
「いったい何なの?この騒ぎは…!!」
兵士
「実は………」
「サンジ様が逃走中のため…現在捜索中でございます!!」
「既にケガ人も出ているらしく…」
~回想終わり~
プリン
(気付いのたかしら…)
(…でも今更もう後戻りは…)
【約束の場所】
サンジの背後に現れる人物。
サンジ
「イチジ…!」
「何故ここに…!」
イチジ
「こっちの台詞だ」
「貴様こそ”ここ”で何をしている…!!」
サンジ
「………」
イチジ
「ビッグマムの兵士が俺達の部屋を訪ねてきたのさ」
「『新郎が消えた』とな」
「”麦わら”の言葉を思い出し、まさかと思ってここを見に来てみたら…予想通りだった」
「サンジ…自分の置かれている状況を理解できているのか?」
冷や汗のサンジ
「………」
イチジ
「そんなに“あの男”が恋しいか?」
「いいかサンジ…お前の軽率な行動一つで」
「誰かの未来が消える」
「東の海の“人質”もそうだ」
「育ての親を救いたかったら…行動を慎め」
「お前が犠牲になることで 晴れて誰かの役に立てる」
「だからこれ以上…」
「俺達を失望させるな!!!」
サンジ
「………」
イチジ
「いいか、いくら待っても“麦わら”がお前の前に現れることはない」
サンジ
「何だと…!?」
イチジ
「俺もお前の兄だ」
「少しはお前の役に立ってやろうとな…俺なりに考えたんだ」
「あの船長が消えれば、もうお前を苦しめるものは何もないだろう」
「心置きなく結婚に臨めるだろうとな」
サンジ
「おいイチジ…何を言って…」
イチジ
「………無様だったよ」
「…お前の“元”船長は」
「腹の音を鳴らして」
「お前の名前をずっと叫んでいた」
そういって暗闇に向かってイチジが指をさす。
サンジ
「?」
「………! ルフィ…!!」
地面に倒れているボロボロのルフィ。
サンジ
「ルフィ!!!」
イチジ
「これで決心もついただろう」
「大人しく城へ…」
ガコンッ
サンジの渾身の一撃を喰らい、吹き飛ぶイチジ。
イチジ
「ぐっ…!!」
サンジ
「立てよ」
ドドン
平然と立ち上がるイチジ。
イチジ
「………」
サンジ
「ガキの頃から…俺はお前達のことがずっと怖かった」
「絶え間なく続く”暴力”やあのクソ野郎の“失望”も…」
「自分が一体何なのかも…!!!」
イチジ
「言ったはずだ!」
「お前はただの“失敗作”だと」
サンジ
「イチジ」
「お前とやるのは…これが最初で…最後だな!!」
イチジ
「?」
サンジ
「“兄弟喧嘩”」
幼い頃の嫌な記憶が一瞬頭をよぎる。
「ウチの船長まで手にかけてくれやがって…」
イチジ
「ふん…何を言い出すかと思えば」
「いいだろう」
「いま一度…思い出させてやるよ」
「お前の"立場"をな」ドン
対峙するサンジとイチジ。
煽り
過去との決別!!
『ケーキバイキングでケーキを美味しくいただくウルージ』
『空島カフェ』にて、名物パンプキンパイを大皿まるごと持っていくウルージさん。
ナレーション
追い詰められたサンジが向かう先は──!?
雨の中どこかへ向かって走るサンジ。
サンジ
「ハァ…ハァ…」
「………」
ひらけた場所に出るサンジ。
ホールケーキ城と小さな山、そして森の中間にあたる草原にいる。
サンジ
(何か目印になるモンは…)
「……!」
サンジが蹴り飛ばした猫車(にゃしゃ)の破片を見つけるサンジ。
サンジ
「…ここか」
『俺は…ここで待ってるからな!!』というルフィの言葉がよぎる。
サンジ
(いねえじゃねェか…ルフィ)
「…ハァ……」
「今さら……」
「…何を期待してんだ俺は!!」
落ちていた瓦礫を蹴り飛ばすサンジ。
バコンッ
ゴン
「いてっ!!」
サンジ
「!」
「ルフィ!?」
だがそこにいたのはボロボロになったチェス戎兵だった。
サンジ
「……!」
チェス従兵を締め上げ、話を聞くサンジ。
この兵士はルフィとナミ、そして裏切ったホーミーズを仕留める為に繰り出された『怒りの軍団』の一員。
落ちてきた雷にやられたが、草むらの陰にいたせいで回収されずにいたという。
サンジ
「てめェの話なんか聞いてねェよ!」
「ルフィ達は! どこに連れていった!!」
胸ぐらを乱暴に掴むサンジ。
チェス戎兵
「い、いつも通りなら『囚人図書室』に…うっ…」
サンジ
「囚人図書室だと…」
(…ルフィ)
(頼むからもう諦めてくれ………)
(俺だって旅は続けてぇが………俺にはその“資格”がねぇ!!!)
背後に突如現れる男の影。
???
「そこで何をしている」
サンジ
「!!」
【2階『会議室』】
部屋に駆け込んでくる兵士。
兵士
「モンドール様ーーー!!!」
モンドール
「入ってくる時はノックぐらいしろ!! 大事な会議中だぞバカ野郎!!」
兵士
「申し訳ありません!! ですが…緊急の事態でして…!!」
オペラ
(ファ!!?)
気が気じゃないオペラ。
ガレット
「早く報告しなっ!!」
兵士
「新郎サンジ様が…」
「ボビン様に重傷を追わせ、現在城内を逃走中です!!!」
一同
「!!」
モンドール
「何てこった!! 次から次へと…!!」
「おい!!」
「ママの耳に入る前に何がなんでもサンジの奴を探し出せ!!!」
兵士
「は!!」
モンドール
「ママがこれを知ったら事だぞ!!」
ガチャン
オペラ
「…ん?」
「どこへ行くファ?…カタクリ」
“カタクリ”と呼ばれたのは背の小さい子供の姿。
カタクリ
「ちょっと外を見てくるよ」
モンドール
「………」
(新郎が逃げた……だがどこに?)
(結婚に前向きなジェルマの奴らが匿うとは考えられねェ…)
(狭い島内、逃げる先は……)
立ち上がるモンドール。
ガレット
「どこへ、兄さん」
モンドール
「『囚人図書室』に行く」
「"麦わら”の遺留品がないか見に行く」
焦るオペラ
「!!」
(こ、これはマズいファ…!!!)
【プリンの部屋】
ベランダから外を眺めているプリン。
「………」
ぼーっとしながら、先ほどの兵士の会話を思い出す。
~プリンの回想~
廊下を歩いていたプリン。
「外に出た可能性もあるぞ!!」
「城の外にも兵士を回せ~!!」
走り回る兵士たち。
そこで前から歩いてくるプリン。
プリン
「どうしたの?」
兵士
「プリン様!!」
プリン
「いったい何なの?この騒ぎは…!!」
兵士
「実は………」
「サンジ様が逃走中のため…現在捜索中でございます!!」
「既にケガ人も出ているらしく…」
~回想終わり~
プリン
(気付いのたかしら…)
(…でも今更もう後戻りは…)
【約束の場所】
サンジの背後に現れる人物。
サンジ
「イチジ…!」
「何故ここに…!」
イチジ
「こっちの台詞だ」
「貴様こそ”ここ”で何をしている…!!」
サンジ
「………」
イチジ
「ビッグマムの兵士が俺達の部屋を訪ねてきたのさ」
「『新郎が消えた』とな」
「”麦わら”の言葉を思い出し、まさかと思ってここを見に来てみたら…予想通りだった」
「サンジ…自分の置かれている状況を理解できているのか?」
冷や汗のサンジ
「………」
イチジ
「そんなに“あの男”が恋しいか?」
「いいかサンジ…お前の軽率な行動一つで」
「誰かの未来が消える」
「東の海の“人質”もそうだ」
「育ての親を救いたかったら…行動を慎め」
「お前が犠牲になることで 晴れて誰かの役に立てる」
「だからこれ以上…」
「俺達を失望させるな!!!」
サンジ
「………」
イチジ
「いいか、いくら待っても“麦わら”がお前の前に現れることはない」
サンジ
「何だと…!?」
イチジ
「俺もお前の兄だ」
「少しはお前の役に立ってやろうとな…俺なりに考えたんだ」
「あの船長が消えれば、もうお前を苦しめるものは何もないだろう」
「心置きなく結婚に臨めるだろうとな」
サンジ
「おいイチジ…何を言って…」
イチジ
「………無様だったよ」
「…お前の“元”船長は」
「腹の音を鳴らして」
「お前の名前をずっと叫んでいた」
そういって暗闇に向かってイチジが指をさす。
サンジ
「?」
「………! ルフィ…!!」
地面に倒れているボロボロのルフィ。
サンジ
「ルフィ!!!」
イチジ
「これで決心もついただろう」
「大人しく城へ…」
ガコンッ
サンジの渾身の一撃を喰らい、吹き飛ぶイチジ。
イチジ
「ぐっ…!!」
サンジ
「立てよ」
ドドン
平然と立ち上がるイチジ。
イチジ
「………」
サンジ
「ガキの頃から…俺はお前達のことがずっと怖かった」
「絶え間なく続く”暴力”やあのクソ野郎の“失望”も…」
「自分が一体何なのかも…!!!」
イチジ
「言ったはずだ!」
「お前はただの“失敗作”だと」
サンジ
「イチジ」
「お前とやるのは…これが最初で…最後だな!!」
イチジ
「?」
サンジ
「“兄弟喧嘩”」
幼い頃の嫌な記憶が一瞬頭をよぎる。
「ウチの船長まで手にかけてくれやがって…」
イチジ
「ふん…何を言い出すかと思えば」
「いいだろう」
「いま一度…思い出させてやるよ」
「お前の"立場"をな」ドン
対峙するサンジとイチジ。
煽り
過去との決別!!
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