ワンピースネタバレ

『おかえり』

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【ホールケーキ城～裏口～】

見張りを続ける兵士達

兵士
「異常なし」

その時、扉が勝手に開いていく

兵士
「ん？」

疑問に思いながらも
扉を閉める兵士

ナミ
「蜃気楼（ミラージュ）=テンポ」

扉の外に突如現れるナミ

ナミ
「よし！脱出成功！あとは…」

その視線の先には
ルフィとサンジが戦った、
約束の場所

ナミ
「あそこね！！」

視線の先へ向かって走り出す

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【約束の場所】

サンジ
「式を！？」

ルフィ
「あぁ…ビッグ・マムを
　ブッ飛ばして…
　それで全部助ける！！」

サンジ
「…相手は四皇だぞ！！

　生半可な覚悟で挑めば
　奴の大軍団にあっという間に
　返り討ちにされて
　全員あの世行きだ！！

　全部失うぞ！！ルフィ！！」

ルフィ
「でも！！ここで諦めたら
　お前を失う！！
　だからここは退けねぇ！！」

サンジ
「！！」

ルフィ
「俺達のコックは
　お前だけだサンジ！！

　相手はただの海賊だ！！
　大事なものは全部取り返す！！

　【海賊のやり方】で！！」

サンジ
「…！！！」

膝から力が抜け、
その場に崩れるサンジ

ルフィ
「今までみたいに一緒ー…」

ぐぎゅるるるっと腹が鳴る

ルフィ
「…また腹減ってきた…」

肩の重荷が降り、
笑い出すサンジ

サンジ
「……ぷっ！
　ふふふふ…はっはははは」

ルフィ
「しししし」

笑い合うルフィとサンジ
そこにナミが駆け込んでくる

ナミ
「ルフィ…サンジ君…」

二人の見て涙を流すナミ

ルフィ
「ナミ！！」

サンジ
「…ナミさん」

ゆっくりサンジの元へ
歩み寄ってくるナミ

サンジが‪今朝‬ナミに
ビンタされた時の事を思い返す

ナミ
【さよなら、ごめんね
　余計な事して…】

サンジ
「ナミさん…俺は…」

サンジに抱きつくナミ

サンジ
「！！」

ナミ
「おかえり」

サンジ
「ナミさん…これって…
　まさか愛の…！！」

一瞬でボコボコにされるサンジ

ナミ
「‪今朝‬の事はこのくらいで
　勘弁してあげるわ」

サンジ
「ダ…ダァミ…サン…！！」

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服の中から手鏡を取り出すナミ

ナミ
「出てきてー！みんな！」

手鏡が出てくるチョッパー達
ブリュレ、ディーゼルも出て来る

チョッパー
「サンジ～！！」

サンジに飛びつくチョッパー、
キャロット、ブルック

サンジ
「お…お前ら…！！」

チョッパー
「俺たち…もう一生お前に
　会えないかと思ったぞ…！！」

キャロット
「サンジ～！！」

ブルック
「私もです…！！
　サンジさんを助け出さなきゃ
　死んでも死にきれません
　あ、もう死んでました」

サンジ
「キャロットちゃん…ペドロ…！！
　それにジンベエまで！？」

ジンベエ
「ワシら魚人海賊団は
　ビッグマムの

　傘下じゃったんじゃ…
　さっきまでな

　だが…もう迷いはない

　ワシら魚人海賊団も
　お前達と共に戦うぞ！！」

ルフィ
「本当か！？ありがてぇー！！」

サンジ
「みんな…すまねぇ…ほんとに…」

ルフィ
「…サンジ！！仲間に謝るな！！」

サンジ
「…！！」

涙を堪えながらサンジが言う

サンジ
「あぁ…！！」

雨が上がっていく

ルフィ
「そんでよ、サンジの式を
　ブッ壊す事にしたんだけどよ…
　まずは腹ごしらえだ」

一同
「え？」

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【ホールケーキ城～囚人図書室～】

こっそり忍び込むオペラ

オペラ
「モンドールの奴に気づかれる前に
　証拠を全て消すファ
　…しかし奴ら一体どこへ…」

不意に背後に
人の気配を感じとるオペラ

オペラ
「誰ファ！？」

一瞬でオペラに迫ってくる

オペラ
「！！」

白目を向いて倒れるオペラ
その場を離れていくその人影

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【ホールケーキ城～通路～】

歩いている3人の人影

ヴィト
「とんだ邪魔が入りまして…
　レロロロ」

カポネ
「ふん…死人に口無しだ」

プリン
「アタシの能力使った方が
　リスクが低いのに

　騒ぎを広めること
　ないじゃない」

カポネ
「【騒ぎ】だと…？
　今から起こる騒ぎの
　比じゃあねェよ」

プリン
「…まあいいわ
　【あの話】は順調なのよね？」

カポネ
「もちろんだ
　天竜人に話はついてる」

プリン
「そう、なら良かったわ」

ヴィト
「レロロロ、まさか【四皇】を
　ハメる日が来るとは…」

カポネ
「ふん…なにが四皇…！
　兵力が違う」ドン!

【858話に続く】